2020/08/14

アイカツ!はどこにいってしまうんだろう~アイカツプラネット編~

※このブログはアイカツ!はどこにいってしまうんだろう~過去の作品編~の続きとなっています。こちらを見なくても問題は多分ないですが読んで貰えると理解して貰いやすいかと…
https://addloving.blogspot.com/2020/08/blog-post_11.html



さてここまでアイカツの過去のシリーズを語ってきたが問題となる新作
アイカツプラネットの話にいこうか。


想定外すぎる展開だらけで困惑してる人、これはアイカツだと認められない人、これもアイカツだと思える人、まあいろいろいるとは思うんだが私は正直否定的な方だ。





これだけ見ればちょっと派手な女の子たちのアイドルアニメという感想で終わるし私としても普通に継続して見てみても良いとは思う。とはいえそもそもの内容の時点で問題が多すぎるんだが。そこら辺は後に語っていく。

まず勘のいい人やアイカツシリーズを追いかけてきた人だとこの時点でん?となる部分があるかもしれない。







ロゴマークだ。

ここで初代アイカツとオンパレードのロゴを見てみよう。




さて何が違うかが分かっただろうか。
まずフォントが違う。
初代アイカツのフォントはスターズ、フレンズでも同じようなものが使われている。しかしプラネットではそこからが違うのだ。
だからどうしたと言われそうだがアイカツシリーズとしての繋がりが薄れているような感覚に私は陥った。また周りにあったカードが消えているという点もあるがこっちはかなり深刻な問題なので後に詳細に語りたいと思う。ちなみにスターズ、フレンズにもカードは配置されている。





さてこれだけならまだ良かったのだがとんでもないコンテンツにシフトした。

https://www.aikatsu.com/planet/

画像として載せることすら私はしたくないので公式サイトのリンクをはっておくがこの作品…なんとアニメと実写を融合してしまったのだ。

確かに過去のアイカツでは歌唱担当が分かれていてその人達のライブというものはあったがそれはその人達のファンが行けばいいものであり作中では特に扱われてはいない。
しかし作中に実写パートが入ってしまえばそれを回避することはできない。
実写というのはかなり好みの分かれるコンテンツであり、新しい作品で作るならまだしもアイカツという長年続いたジャンルに突然放り込んでいいものなのかというのが疑問なのである。
どうやら今回の作品はアバターとして2次元のアイドルとして活動するというようなテイストなのだがそれは今までのアイカツを否定するんじゃないかという点も気になっている。
仮に歴代のアイカツシリーズを走り抜けたアイドル達とプラネットのアイドルが並んだときに一人だけリアルな方の姿だと明らかに浮くしならアバターで出したとするとそこに並ぶいちごたちも所詮は2次元の存在であると言われているような感じになる。
一人のアイドルからキャラクターの一人になってしまうような感じがしてしまうわけだ。
なんならプラネットのアバター姿だけホログラムみたいな描写して並べてくれればその不安も消えてくれるのだが…

またストーリー面のほうも少し気になる。




これは公式サイトのあらすじのようなやつなんだが…これを見たとき女児向け特撮のファントミラージュを思い出した。
この特撮系人気あるのか今4作まで出てるらしいがそのうちの一つがひみつ戦隊ってコンセプトでバレたら姿を変えられてしまうとかいうやつがあるらしい。
まあこの設定的にはガワ借りてますみたいな感じなんだろうが。

今の女児はそういう実写系の好きなのかね?
まあそういうのが好きな子ならいいんだろうが今までのアニメのアイカツを見てきた子達が実写を受け入れられるのかが問題だと思う。
結局私がこう語っていてもメインターゲットは女児なんだよな。
だからそこの層に受けるなら問題はないんだろうが今まで応援してきた子が離れる可能性もあるわけで。

ちなみに私は幼い頃から実写ってのが苦手でかつてNHKにあった料理アイドルのアニメもアニメパートは好きだけど実写パートはいらないなと思ってたりディズニーのアニメと実写を融合した映画もアニメだけでいいのにって思ってる人間でした。既にあの頃からオタクの血が流れていた。今も作品の実写化とか舞台化とか聞くとやめてほしいと思う。




ここで一番の問題点 カードの概念についてを語ろうと思う。
アイカツにおいて大切なものは何かと言われればアイカツカードと言っても過言ではないくらいにはカードが命な世界だ。
というのもアニメアイカツ1話のアイカツ格言なのだが…






この通り

芸能人はカードが命

なのである。
もう一度言おう。

芸能人はカードが命



後々にもう一度格言になるくらいには大切なこと。



オンパレードでも引き継がれるほど。







あかりにとっては大切な味方。





そんな存在だったわけだ。
ここまで語ればアイカツを知らないという人にもカードの大切さが多少は伝わるのではないだろうか。



しかしプラネットにはカードがない。
カードではなくスイングというものを使いドレシアという精霊的なやつの力を借りるらしい。



これがスイングなのだが…
ここまで語ってきた芸能人はカードが命という概念はどこにいった?
命やぞ?マストアイテムやぞ?それ捨てたらアイカツ消えるぞ?


マジでこんな感じ。
しかもアイドル活動がバトルステージときた。いやアイドルだよな?
バトルってなんだよ。
確かに対決する機会はちらほら過去にもあった。でも本質はそこじゃないんだよ。
バトルに勝ってドレスに着替える?そうじゃないんだよ。
根本からずれてるんだよそれならアイカツじゃなくていいじゃないか。もう別のアイドルアニメとして作ればいいじゃないか。


あと肝心のドレスも正直なこと言うとダサい。


最高レアと言われて納得するんだろうかってくらい派手さがない。アバターはめちゃくちゃ派手なのに服が負けてる。

下手したらRドレスにも負けてないか…?


Nに至ってはこの有様である。


本来のアイカツにおけるNは私服のような衣装というようなデザインだったんだが流石にアレを私服にする人おらんやろ…
まあ試作段階の可能性もあるしな。…そうだよな?
本稼働時にもうちょいおしゃれになってるだろ。なっててくれ。


あと問題点としては演技力の部分だ。
そもそも実写に重みを置いているのか声優ではなく俳優や実際にアイドルとして活動している子を起用しているらしいが実写パートならそれでいいのかもしれない。
ただ問題はアニメパートになったときだ。
アニメとしての演技とドラマとしての演技は全く違う。
プロモーション映像を開いたときの最初の感想はなんだこの棒演技は!?だった。
女児向けの特撮と割り切ればこれくらいのレベルなんだろうとも思えるんだが仮にもアニメでこの声をされるとさすがにキツイ。
歌にも問題があり、確かに女児向けの特撮としての曲ならいいんだが歌を歌うシーンとなればおそらくはアバター姿であろう。
BBフェスで公開されたやつを聴くと歌声が致命的にアニメに合ってないのだ。きつすぎる。無理だ。
もしかしたら音源として収録しているやつが多少マシである可能性はなくもないが期待しすぎない方が良いだろう。
中には歌うまいと言ってる人もいるんだがひとつのユニットとして評価している気がする。アニメキャラがこの歌声だったらちょっと無理あるだろ…そこら辺は指導とかでアニメにあった歌声になってくれることを期待したいが…





アイカツがこのまま成功すれば実写の道になりそうだし失敗して戻ってくれるとありがたいが大コケした結果アイカツシリーズ自体がなくなるのも怖いジレンマ…
せめていちごたちアイドルが繋いできたバトンは落とさないでほしいものだ…












そんな思いを抱えながら久しぶりにアイカツがしたくなってゲーセンへ行った。
なんてことない毎日がかけがえないというカレンダーガールの歌詞が脳裏に浮かんでその曲にしようと思った。

そしたらドレスセレクションがちょうど1期の最終回である50話をピックアップしていた。カレンダーガールが入っていたのだ。
そしてプレイしたらいちごのステージドレスが出てきた。



星宮いちごの原点はこのドレスだったんだよな…
そんな気持ちになった夏の日。