BLEACHの単行本には巻頭に表紙の人物によるポエムが書かれている。
これがすごくオサレなんだ。
…というわけで今回は個人的にお気に入りなポエムを紹介していこうと思う。
単行本内の画像とかは今回載せないがこれも相まってさらにオサレ度を上げてるのでぜひ単行本でも見てもらいたい。
・5巻
剣を握らなければ おまえを守れない
剣を握ったままでは おまえを抱き締められない
チャドこと茶渡泰虎のポエム。
BLEACH知らんけど聞いたことあるという人もいるのでは。
結構人気だけどやっぱかっこいいんだよなこれ。
・15巻
ぼくは ただ きみに
さよならを言う練習をする
吉良イヅルのポエム。
おそらくは雛森に向けたもの。
ギンと藍染という離反する隊長の下にいた二人の背景がまた切ないんよな。
彼はちょっと後ろ向きな感じのとこあるからこそ練習というワードが刺さる。
・24巻
どいつもこいつも、
ぶっ壊れちまえ
画像でも紹介したグリムジョーのポエム。
短い文にグリムジョーの性格がよく表れているんだよな。
彼の司る死の形が破壊なんだがそれも含めててすごくいい。
32巻でもグリムジョーはポエムあるが24巻の方が好きだなあ。
ちなみに個人的には短めの文の方が刺さりやすいです。
・31巻
世界一嫌いだと言ってくれ
マッドサイエンティストな破面ザエルアポロのポエム。
皮肉が効いている。
いろいろ説はあるが個人的には天才故の性格の悪さを表したポエムなんかなと思ってる。
初めて見たときにすげえってなった。なんかすげえって。
・33巻
俺達は虫
不揮発性の
悪意の下で
這い回る蠕虫(ぜんちゅう)
首をもたげる
月より高く
憐れなお前等が
見えなくなるまで
ノイトラのポエム。
蟷螂や月が要素に取り込まれてる彼らしい内容。
救いのない自身達の存在を虫と表してたり終盤の2行が彼の性格出てて結構好き。
・35巻
産まれ堕ちれば、
死んだも同然
死神界のマッドサイエンティスト涅マユリのポエム。
ちなみに推し補正抜きだとこれが一番好きです。
短い文の中に生と死は紙一重ということに気づかされる…深い。
この世に生まれたものはいつかは死ぬ…だから生まれたなら死んだとも言えるそんなポエム。25巻にもちょっと近いヤツがあるぞ。
・40巻
心在るが故に妬み
心在るが故に喰らい
心在るが故に奪い
心在るが故に傲り
心在るが故に惰り
心在るが故に怒り
心在るが故に
お前のすべてを欲する
ウルキオラのポエム。
心というものがわからない彼が導き出した答えのひとつなんだろう…
かつて十刃が7枠で七つの大罪に沿った死の形してたってのもあってかそこになぞらえた文面がすこ。
貴様ら人間は心を持つが故に…という発言が本編でもあるんだが途中まではそういう感じなんだろうな。人間は心を持つから罪を犯す…そして最後の部分は織姫との関わりの中で心を知ったウルキオラなんだろう。この最後のとこのちょっとした間がまた好きなんだよなあ。
まあこれは推し補正もあると思う。てか十刃率高くないとか言われそうだがやっぱ補正かかってるかもしれない。ウルキオラのは22巻にも別のポエムがあるぞ。
・47巻
君が明日 蛇となり
人を喰らい 始めるとして
人を喰らった その口で
僕を愛すと 咆えたとして
僕は果して 今日と同じに
君を愛すと 言えるだろうか
市丸ギンのポエム。
深くは語らない。是非彼の活躍を見て欲しい。
・49巻
僕は、ついてゆけるだろうか
君のいない世界のスピードに
黒崎一護のポエム。
死神としての力を失い普通の高校生に戻った一護の心境を語ったポエム。
君が指すのはルキアじゃないかと思ってるぞ。
これもかなり好きだな。
・51巻
あたしの心に 指を入れないで
毒ヶ峰リルカのポエム。
恋する少女のちょっとエロティックな感じとかわいらしさを織り交ぜた一作。
覗かないでとかじゃなくて指を入れないでという言い回しが独特なんだよなこれ。
…ツンデレって良いよな。
・53巻
僕が こんなにも若く
こんなにも未熟であるということが
老いさらばえ
完全無欠である大人達には
どうにも許し難いことのようなのだ
雪緒・ハンス・フォラルルベルナのポエム。
親に愛されなかった少年の捻くれたポエム。
なんか思春期の悩みみたいな感じがあるんだよな。そしてなんかよくわかるんだ。
けっこう刺さりました。捻くれてたり皮肉効いてるの好きなのかもしれないな。
とまあここら辺だな。
千年血戦辺りのはちょっと知らんから今回は置いておこう。
手元にあるのが54巻までなんだ。
さてここからは番外編として本編じゃないやつ、本編だけどなんか気に入ってるとはちょっと違うが紹介したいヤツを載せていくぞ。
・ヤミー ヤミー
ぼくらのせかいに
また
よるがきたよ
子犬の破面クッカプーロのポエム。
彼?はしゃべることはできないんだがこんなこと思ってたんだなってのがなんかかわいい。
ヤミーって繰り返すとことかすこなんだ。
ヤミーとクッカプーロ並ぶと体格差もあってかすごいちっちゃくてな…それがまたかわいいんだよ…
…これなんのやつだっけか。
・ハロー ハロー
ぼくから世界へ
応答願います
ぼくらのコードは正しくつながっていますか
ぼくの世界は正しく回転している模様
システムオールグリーン
コミュニケーションは不全───────
ハロー ハロー
ぼくから新しい世界へ
ぼくはきみと出会えてうれしい
ぼくらのコードは正しくつながりそうですか
ぼくの世界は正しく回転していますか
システムオールレッド
コミュニケーションは良好───────
クラスメイトの一人小島水色の作中ポエム。
どこのやつか分からんが急にクラスメイトでこんなん出てきたらやべえってなるしかないんだわ。
ただ執拗に 飾り立てる
切り落とされると知りながら
ただ執拗に 磨き上げる
切り落とされると知りながら
恐ろしいのだ 恐ろしいのだ
切り落とされる その時が
切り落とされた その髪は
死んだあなたに 似てしまう
髪も爪も みな宝物のように
美しく飾り立てるのに
なぜ自らの体から切り離されただけで
汚く不気味なものとなってしまうのだろう
答えは 簡単
それらは全て
自らの死した姿に ほかならないからだ
29巻チルッチ・サンダーウィッチのポエム。
長すぎて1ページに収まってないやつ。
ページめくったら続きあるの笑ったから番外編枠と言うことで。
前半部分だけでも完成してる感はあるけどなあ。
まあそういうとこが彼女らしさなんだろう。
一緒に数えてくれるかい
君についた
僕の歯型を
…やべーやつ出てきてもうたよ…
なんかやべーのいるよ…誰だよ…ってなってたら月島さんこと月島秀九郎でした。うっそだろ。
52巻。
最初はなんかちょっと気持ち悪さもある感じだったがよくよく読むと彼の能力に関連してるんだろうなと。歯形は相手に挟み込んだ彼という記憶なんだろう。
しかしなんつー言い回しだ。
もはやなんかのプレイに見えてくるんだわ。
文面がやべーから番外編に。